韓国映画がもっと楽しくなる！韓国のことがもっとわかる！
近年注目を集めている、韓国特有の社会問題をしっかりと反映させた重厚な韓国映画。
これを読めば、その醍醐味がさらに増します！

韓国映画ファンはもちろん、映画やドラマ、音楽に触れ、韓国の社会や近現代史に関心をもちはじめた方(高校3年生以上のレベルを想定)でもわかりやすい歴史解説、重要人物や事件の解説、映画を楽しむためのコラムが充実。韓国映画を時代で読み解く第1部の“横断的解説'、社会のテーマで読み解く第2部の“縦断的解説'により、いくつもの映画を続けて観る楽しみを後押しします。
韓国映画の面白さを紹介し、映画を楽しんでもらうことを大前提にしつつ、映画を観ながら知らず知らずのうちに韓国社会についての知識が身につき、さらに韓国に興味をもつことのできる1冊です。

監修は明治学院大学国際学部教授の秋月望先生。解説・作品紹介は、暉峻創三(大阪アジアン映画祭プログラミング・ディレクター)、佐藤結(映画ライター)、下川正晴(元・毎日新聞ソウル支局長)、西村嘉夫(シネマコリア 代表)、鄭琮樺(韓国映像資料院専任研究員)、五味洋治(東京新聞 論説委員)ほか、映画評論家や韓国文化に精通した執筆陣。話題の新作から不朽の名作まで、100本以上の作品を徹底紹介しながら“わかりやすく深く'韓国映画の魅力を伝えます。

≪巻頭≫
映画から見える韓国の表象
新作フラッシュ! 映画祭を沸かせた注目作品

【第1部】時代で読み解く韓国映画
時代I 1910年～1945年 大韓帝国～日韓併合～植民地支配からの解放
時代II 1945年～1962年 韓国政府樹立～朝鮮戦争～5・16軍事クーデター
時代III 1962年～1979年 朴正煕の開発独裁政権～維新体制の崩壊
時代IV 1979年～1993年 粛軍クーデター～民主化宣言～南北国連加入
時代V 1993年～2015年 文民政権~IMF危機～太陽政策～保守への回帰

韓国映画の創造と開花1934-1959
名作特選 日本統治時代を描いた意欲作／韓国映画の源流を辿る／混乱の時代を鋭く映し出す物語／民主化の時代を伝える作品群

【第2部】社会のテーマで読み解く韓国映画
1南北問題……「対立」から「理解」へ変わる北朝鮮像
2家族……家族のあり方と高齢化問題
3スパイ……「反共」の産物、スパイ映画
4やくざ……暗黒からノワール、「組暴映画」
5スポーツ……スポーツに映る韓国社会の深層
6朝鮮族……民族と国籍の「気まずい」同居
7恋愛……恋愛観の推移 自由になったヒロインたち
8鉄道……民主化とともに加速した鉄道映画
9料理……映画に見る、人と人の絆ごはん
10日流……関係性が文化をつくる 映画界に海峡はない

【第3部】映画史で読み解く韓国映画
国際的に活躍する監督たち
韓国映画史～挑戦と成長、不況からの再生～
[対談]字幕翻訳者に聞く 韓国が2時間でわかる映画

●発売日:2015/12/28
●仕様:A4版／143ページ
●販売元:キネマ旬報社

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