【書籍:10/31発売】父はアメリカで生まれた~海を越えて引き継がれたある父子の物語~(26-3000)

商品番号:26-3000

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父の死からしばらくして父の家の整理を始めた私(著者)。
そこで目にしたのは、父が残した膨大な書類の山だった。そしてその中には、アメリカに移民として渡った祖父のアメリカ時代の写真と父子で交わした書簡などが残されていた。さらに、今まで開けられることなく眠っていた祖母が残した3つの行李(こうり)の存在を知る。それらを開けたことで、私がほとんど知ることがなかった祖父母の人生に踏み込むことになる。孫として、また娘として、私はそんな父子の軌跡を追ってみようと思い立った。
 1906(明治39)年、大学を卒業するとすぐに労働移民としてアメリカに渡った祖父はカリフォルニアで大手果樹生産会社の現場支配人となり、43歳のときに同郷の祖母を「写真花嫁」としてアメリカに迎える。そして、そこで父が生まれる。生活も安定し、幸せな暮らしを続ける親子3人。しかし、迫りくる第二次世界大戦への流れが日系移民家族に暗い影を落とし始める。日増しに強まる排日的な移民規制の中で父と子は大きな決断を迫られることになった。戦前から戦中、そして戦後をアメリカと日本でたくましく生き抜いた父子の物語を求めて、私は祖父母が生まれ育った長野県伊那市高遠町の藤澤に向かった。


著者プロフィール
日笠幸代(ひかさ ゆきよ)
東京都生まれ。旧姓、藤澤。
学習院女子短期大学人文学部文化史専攻。卒業後、東京海上火災保険株式会社入社。結婚を機に退社。配偶者の転勤に伴い、1988年から1991年までエジプトカイロ、2019年から2021年まで米国テキサス州ダラスに在住。米国在住時に、カリフォルニア州で移民として暮らした祖父の残された記録を見つけたことから本書を刊行するに至る。

出版社:丸山出版
ハードカバー:228ページ
寸法:13×2.1×19.6
ISBN-13:978-4991282317

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